無理

『春の雪』を見てきました。

豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

先日原作を初読して、その素晴らしさに感動したので行ってみました。


ええええええいきなりそれ言っちゃうのおおおおおおおお


開始から10秒で、起承転結の見事に構成された物語としての『春の雪』は、終わってしまいました。私の中では。しくしく。


人物、特に主人公の清顕は内面が痩せていて、つまり性格が原作よりわかりやすい感じになっていたため、妻夫木くん、素敵に演じていました。
ヒロインの竹内さんは…正直、びみょう…。彼女の聡子に、はっとさせられる場面が私、うーん、一つもなかったんですよね…。


蓼科役の大楠道代さんが素晴らしかった。大楠さん、好き好き大好き!!


清顕も聡子も、今より若い時期に読んでいたら、私は絶対、彼らのこと大ッッ嫌いでした…。間違いない…。
自分にとって良いときに、運良く読めたんだなという気がします。幸運でした。