雪ニモ負ケズ

寂兮寥兮 (講談社文芸文庫)

寂兮寥兮 (講談社文芸文庫)

土曜日、雪の中、何故か外に出なければならない羽目になり、無理矢理本屋をコースに組み入れ三冊購入。
女性作家ばかり。私にしては、大変珍しいことです。
私は、男性が書いたものなら全て安心して読める(殊に異性である女性を書いたものについては)のですが、
女性の書く性愛って、直接の情事の場面とかより、何気ない一言がすごく生々しくって衝撃大なので、つい臆病にも、避けがちなところがあって。


実はまだ『放浪記』読んでない身なんですが。

晩菊・水仙・白鷺 (講談社文芸文庫)

晩菊・水仙・白鷺 (講談社文芸文庫)

一日で読んじゃいました、もったいない。全編、どれも素晴らしすぎる。


「大人になったらわかるよ」
って、子供に対して、随分突き放した物言いじゃないかと思っていましたが、
意地悪な言葉でも、侮った言い方でもない、本当にただまっさらの真実ですね。


ところで、女性作家の作品中の『すごく衝撃的だった何気ない一言』、私にとって(今のところ)ナンバーワンは、


「男は米の飯とおんなしやわ。食べんかったら女子は飢(かつ)えるし」



ひえぇぇぇー。