私的悪い夏

しかし購入したのは文庫本三冊なのに、合計四千円にちょっと欠けただけって。おろろろろーん。


値段については、講談社文芸文庫だから、仕方ないといえば仕方ないです。正直ハードカバー(価格)で購入しても惜しくない本を、文庫サイズで手元におけるのだと考えれば、全然。むしろありがたい…


とまでは、なかなか悟りきれないんですけど。やはり、「文庫なのにー」とついつい頭をよぎる…。



とりあえず買った本。

あじさしの洲・骨王 (講談社文芸文庫)

あじさしの洲・骨王 (講談社文芸文庫)

花衣 (講談社文芸文庫)

花衣 (講談社文芸文庫)


定期的に本屋を巡回とか、最近…ここ三年ばかりはほとんどしていなくて、何か読みたいなあと思ったときに、ふらふら探しに行く程度。しかもあてもなく。はっきり言って勝率低いです。何も買わずに帰ってくることしばしば。
なので、うまくアンテナがピリピリいいそうなものを見つけると、矢も楯もたまらずレジに持っていってしまいます。
で、やっぱり講談社文芸文庫の作品だと、読んだ結果、満足できることが他の文庫より極端に多い(当社比)ので、
このところは何か本が読みたいなというときには、まっすぐそこのコーナーに行きます。財布の中身を確認して。


東京小説 (講談社文芸文庫)

東京小説 (講談社文芸文庫)

はまぞうにないと思ったらありました。先日、本バトンの中で挙げましたが、これを読んだ時ほど、おかあさん東京で私を産んでくれてありがとうと、母に感謝したことはなかったです。


今年の夏はいろいろあって、私は今どうやら、出力より入力を求めているらしいです。
このスカスカの頭と体の中身100%全部持ってっちゃって私の人生なんかぷちって踏み潰して今までおまえ何見てきたんだって呆然とさせて笑かしてくれるような強烈な作品が今もどっかで私を待ってるはずなんですが。


はやく巡り会いたいものです。