インプット

神の道化師・媒妁人 (講談社文芸文庫)

神の道化師・媒妁人 (講談社文芸文庫)

しばらく本が読めない時期があって、せっかく買ったのに半月くらい、表紙すらめくらずにいました。
書きたくてたまらなくて実際書きまくれるアウトプットの時期が、ぜーんぜんやってきてくれないので、今、正直、結構キツイ。
でもそういうときって、息を呑むほど面白い本に出会えることが多いのです。


あらゆる無限の力を無力化できる「ユーモア」をもって、有限者たる人間は立ち向かう、『神』『死』という絶対者に対して。
なんて滑稽なその姿。なんていとおしい愚かしさ。
貧しさに人生を踏みにじられてきた女は言う、
「あの神様は、ただで人を仕合せにして下さるんですよ」…


今頭も心もスカスカになってるので、いくらでも染みこみます。
まだまだ、インプットしてしてしまくろう。古い回線がショートするくらい。